【大阪市の不動産会社が解説】不動産売却時に重要な減価償却とは?

不動産の売却をお考えの方に質問です。「減価償却」という言葉をご存知でしょうか?一見難しい言葉ですが、不動産の価格を決定する上で、とても重要な役割を果たします。不動産売却には、譲渡所得税や登記変更の料金等の諸経費がかかるので、できるだけ損をしないように対策をしたいもの。そこで、今回は不動産売却における減価償却について、その計算方法等も含めて詳しく解説していきます。

□減価償却って一体何?

購入した不動産は、年月を重ねるにつれて、価値が下がっていきます。実際、目に見える範囲でも、色が変色したり、ヒビが入ることもありますよね。そういった価値の減少を、数値化したものが減価償却です。不動産は建物と土地で分けられて、基本的に建物にのみ減価償却が適応されます。というのも、土地自体の価値が減っていくとは考えにくいからですね。建物のみの購入価格が分からない場合は、消費税額や固定資産税評価額等から算出可能なので、計算してみてください。

減価償却を早々に利用し、不動産の売却値段を決定しておくことで、税金を少なくできる可能性があります。

□減価償却の計算方法をご紹介

減価償却の計算方法には、毎年同じ金額が減る定額法が採用されています。具体的には、

「償却費=建物購入価格×0.9×償却率×経過年数」

という計算式になっています。償却率?経過年数?と聞きなれない言葉ばかりだと思うので、以下で詳しく説明します。

*償却率

償却率は建物の素材や構造・耐用年数によって異なってきます。耐用年数というのは、不動産が使用に耐えられる年数のことを意味します。例えば、木造で耐用年数が33年の住宅の償却率は0.031、耐用年数が70年の分譲マンションの場合、償却率は0.015と低くなります。このように、建物によって償却率が異なるので、一度計算してみてください。

例えば、20年前に5000万円(建物3000万円)で木造の住宅を購入したとします。

すると、

償却費=3000万×0.9×0.031×20で1674万円

5000万円―1674万円=3326万円が現在のマンションの価値となります。また、不動産の付属設備の減価償却と建物の減価償却は別々に計算できます。早めにお持ちの不動産の償却率を計算し、見積もりを出しておくことで、不動産売却のときの経費に計上したり、税金を安くできたりします。

□最後に

今回は不動産売却における減価償却の仕組みや計算方法について詳しくお話しました!いかがでしたか?減価償却なんて聞いた事がなかったという方も、不動産の売却を有利に進めるにはこの減価償却が重要になります。一度お持ちの不動産の償却率を計算してみてはいかがでしょうか?減価償却や税金、売却にかかる諸経費の計算等は複雑で、一人で進めていくことに不安を感じる方は、ぜひお近くの不動産会社に相談してみましょう